ホリ「ドクターDと別れ、共和国の首都を目指すバン達! が前回の話でした。しかしなかなか共和国に着きませんね」
ノブ「いまいち経路がわからないからね。けっこう距離はあると思うよね」
ホリ「バンの村からいろいろありましたから。レッドリバーからは首都に向かってほぼ一直線に向かっていると考えてもよさそうですね」
ノブ「バンの村は盗賊に偽装した帝国兵から攻撃を受けていたし、国境沿いにあったのかな?」
ホリ「おそらく。その後訪れたアーバインと一緒に傭兵をした村にはその盗賊が定期的に訪れていました。であれば国境沿いにあると思われますね」
ノブ「ああ、途中でボスが捕まった盗賊団ね」
ホリ「そうです。あの盗賊団は帝国の偽装でしたから、襲っていたのは共和国の町ですね」
ノブ「共和国側もスリーパーを用意してたしね」
ホリ「敵がこないところにそれを仕掛ける意味もありませんし……そのことから、おおよそバン達は国境沿いを進んできたものと思われます」
ノブ「危なくないのかな?」
ホリ「じっさい、戦争が起こったのはレットリバーの戦いが皮切りです。国境沿いのほうが共和国、帝国両方の情報が集まると思ったのかもしれませんね」
ノブ「なるほど。国境沿いなら人も物も集まるしね」
ホリ「世界観的にはどうかわかりませんが、関税があるのが世の常です。帝国側と共和国側で物流の流れも違うでしょうし……国境沿いは情報集めのためだったのかも知れませんね」
ノブ「結果としては共和国に肩入れしているけどね」
ホリ「おそらくですが、バンの村は共和国に属していたのではないかと思います。村の神父さんは共和国の兵士だったことを言っていますし、帝国のゾイドが攻めてきたと村長も驚いていますので」
ノブ「なるほど。共和国に肩入れするには違和感は無かったのかな?」
ホリ「バンからするとおそらく、そうだったのではないかと推測します。さて、そろそろ本編第十一話
「イセリナの霧の中で」をはじめますよ」
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