ホリ「さて、ノブさん。ゾイドも楽しくなってきましたか?」
ノブ「そうだね。大体内容は把握してきたかな。ゾイドは乗り物で、生き物でもある。ややこしいね」
ホリ「意識のあるロボットものは戦争ものでは珍しいですね。逆にロボットは壊れても修理が利くというのがセオリーですから」
ノブ「確かに。生き物だとどうしても道具として演出するには難しいのかも」
ホリ「ゾイドは特に実に難しいラインを通っているとも言えます」
ホリ「生き物なので怪我は勝手に治る……この辺は機体の消耗磨耗の話をしなくても済むこと、主人公たちが必ずしも組織に参加しなくても良いというメリットがありますね」
ノブ「整備の話とかは地味だものね」
ホリ「そうですね。リアリティを出す要素ではありますが、話の本筋に密接に絡み合っても、人間ドラマは形成しにくいですからね」
ノブ「なので理屈も不明だが、勝手に直るというのはアニメではたまにありますね」
ノブ「たとえば?」
ホリ「ぱっと思いつくもので∀ガンダム、キングゲイナーなんかはそうだったかと」
ノブ「そうなんだ」
ホリ「キングゲイナーは分解整備されている話もありましたが、武器の弾は勝手に作られる設定だったかと思います」
ノブ「ハイテクだ。すごい」
ホリ「オーバーテクノロジーを話しに絡ませると、整備の部分では矛盾しますからね」
ノブ「なるほど。特に戦闘ものは厄介だよね」
ホリ「そうですね。では第六話、
「とべ! ジーク」です」
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